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太宰府🍂

天満宮〜竈門神社, 2020 –scene 3–
–scene 3–
 天満宮を抜け、さらに茶店(ちゃみせ)を通り過ぎます。
3. 意表の天開稲荷社
 本殿の裏手の、絵馬がたくさん飾られた場所までは行ったことがあったが、その先まで足を伸ばしたことがなかった。さびれるかと思えば茶店がちらほら。
 やがて〈お石茶屋〉と看板を掲げた茶店が現れる。
 もしやこれは? 調べるまでもなく、さだまさしさんの「飛梅」の歌詞に出てくる「お石の茶屋」である。
 外の木陰にも席が設けてあり、これからの季節はそちらも気持ち良さそうだ。

お石茶屋
楽しそうな茶店の前で母子連れがメニューを見ていた

 冒頭からつい語ってしまった。先に進もう。
 お石茶屋を過ぎると急に山道になる。突き当たりを左に折れると、鳥居がびっしり並んだ階段に変わる。京都の伏見稲荷ほど病的ではないが、それでもこのまま異世界に入っていくようで楽しい。

参道
幟(のぼり)が続く参道

参道
秋の日差しを受けて健康的でさえある

 10分ほど登ると最後の階段に出る。狭い階段に鳥居がひしめいている。木々の切れ目が最上部なのだろうが、まるで合わせ鏡のように延々と続くような気もする。あそこが確かに最上部だと信じて最後の階段を上る。

参道
最後の階段

 ちょっと短いですが疲れたのでいったん終わりにします。次回は天開(てんかい)稲荷社の拝殿にお参りです。
2020.10.2 記)