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コソボ日記
--- Days in Kosovo
2014.5.20tue.5.25sun.
13. 再びのプリシュティナ
写真
町外れの交差点(プリシュティナ)
icon2014年 5月25日(日)
 コソボ最終日の午後、首都プリシュティナに数時間滞在してからマケドニアに抜けます。
iconプリズレン
 プリシュティナヘ
 宿を11時10分ごろにチェックアウトし、30分ごろにバスターミナルに到着。
 Atmaxhaという会社のバスがすでに停まっている。フロントガラスに7:00と12:00と書いたプレートが置かれているし、車内の空気は間延びしているので、発車は12時だろう。適当に乗り込んで待つ。
 スコピエ行きの直通バスがあればそれに乗りたかったが、第8話で書いたように日曜日は運休らしいので、プリズレン→プリシュティナ→スコピエと乗り継いで行く。
 11:55エンジンがかかる。
 12:00定刻に発車。
 ここで今日の移動予定を地図で示しておこう。
地図
コソボ旅移動図(Googleマップを加工)
 プリズレンはいいところだった。街なかの写真をあまり撮れなかったのが心残りではあるけど、疲労も濃いのでこのあたりで移動するのはいいタイミングだと思う。
 街の端のあたりで çajtore(チャイトーレ)と書いた店を見た。中心部にあったようなヨーロッパ風のカフェではなく、トルコやイランのチャイハネのような、人びとがうだうだする、もっと庶民的な店のように見えた。
 バスにはいろんな人が乗っていて改めて思うが、アルバニア人にもさまざまな顔立ちがある。イラン風(ダルビッシュ、アフガン風(マスード司令官、色白でぽっちゃり系のスラブ風。須藤元気に似た人もいる。女性は目が大きく鼻筋がぴしっと通っている人が多い。
 プリシュティナまでの所要は2時間前後。14時到着として、その後の行程はスコピエ行きのバスの時間を確認してから決めることにする。プリシュティナ到着までしばし休憩だ。バス 4(プリズレン→プリシュティナ)
 12:40大きな町に到着。バスターミナルに寄って客を乗り降りさせ、すぐに出発。少し人が減った。というか、隣の太ったおばさんが降りたからか。
 13:20大きな町を素通り。
 13:38プリシュティナまであと10キロの表示。
iconプリシュティナ
 首都散策
 13:50プリシュティナに到着。順調な走行だった。
 このバスターミナルは行きに来ているので勝手はわかっている。まずは荷物を預け、トイレを済ませてから、17時発のスコピエ(Shkup)行きのチケットを買う。3時間の滞在だ。
荷物預け 1
トイレ 0.30
バス(プリシュティナ→スコピエ)5.50
 中心部を目指して歩く。
 プリシュティナの東側から中心部に向けて、ビル・クリントン通りという大通りが通る。コソボの独立に貢献したのを讃えたもののようだ。市街地に入る角には銅像まで建っている。親しげに左手を振っているが、どこか存在が浮いている印象をぬぐえない。
写真
クリントン元大統領の像
 14:30ビル・クリントン通りでネプチューンという小さなドネル屋に入る。何がほしいかと聞かれるが、その前に何があるのか聞きたい(笑)。ここはメニューすらない。
 オヤジは明るい男だ。やりとりを通してドネルのサンドイッチを何とか注文する。パンはいつもの丸く分厚いのと、インドのロティのような薄いのとがある。迷わずロティ風のを。軽めで十分。
 14:45オヤジが持ってきた料理を指して Si quhet ky?(これは何と言いますか)と問えば、返答はドネルペだかドゥネルペだかに聞こえた。あるいはドネル・ピタだったのかもしれない。
 具は、ドネルという削ぎ落とした肉の薄片、キャベツか何かの野菜、トマト、そして適度な香辛料! なかなかうまかった。香辛料のアクセントは貴重だ。ドネルというからには、もしかして若干トルコ風なのだろうか? 昼メシ(ドネル某)1.20
写真
ドネルと野菜のロティ巻き的な
 残り2時間あまり。さっさと移動しよう。少し先に見える教会を目指して歩く。教会の向かいには大学がある。プリシュティナ大学だ。古い大学ではないようだが、正門の文字に欠けがあってみすぼらしい。校舎までの前庭は広く、緑が多い。
写真
プリシュティナ大学
 教会と大学の角を中心部に向けて曲がる。この道をまっすぐ行けば、そのままマザーテレサ通りになる。
 マザーテレサ通りは歩行者天国だ。道幅が広くて歩きやすい。初日の夕方に少し歩いたときと同じく、道端に多くの露店が並ぶ。雑貨やおもちゃの店が多い。その裏に、歩道のようなスペースをはさんで、2、3階建ての建物がずっと連なっている。手元のガイドブックに載っている雑貨屋を探しながら、通りの端までぶらぶら歩く。
写真
米国の援助機関(JICAみたいなもの?)がブースを出していた
 とりあえずチェックしようと目星をつけた2、3軒の店は、行ってみると予想とはかなり違う店だったり、住所と地図の場所に行っても気配すらなかったりで、収穫はゼロだった。初日に行きそびれた本屋は日曜休業なので、ウインドーの写真だけ撮る。
写真
ドゥカヂニ・ブックショップ
 16:05郵便局を発見。せっかくなので入口の前で絵葉書を1枚書き、さて中に入ろうとすると、なぜかドアが開かない。さっき人が出入りしてたのに。ドアの掲示をよく見ると、日曜日は16時までと書かれている……。切手を買っておいてよかった。ドアの横に小さいポストがあったので切手を貼って投函。
 残り1時間を切った。バスターミナルに戻ろう。国立劇場の前からマザーテレサ通りを逆に戻る。
写真
国立劇場前の噴水で遊ぶ子どもら
 16:50団地を出たあと、最後の車道で方角がわからなくなったが、工事のおっちゃんに聞き、なんとかバスターミナルに到着。10分前……。トイレ 0.30
 コソボをあとに
 バスに乗り込めばもう出発の気配。小さめのバスだけど、かなり満席。
 17:00定刻に発車。
 18:05大きな町のバスターミナルにしばらく停車したあと発車。客が増え、立ち客が2人。
 18:40国境に到着。
 19:05マケドニアに無事入国。コソボ側もマケドニア側も、乗客のパスポートを集めてスタンプを押すだけ。
 19:40スコピエのバスターミナルに到着!
 旅はこのあとブダペストまで数日続きますが、コソボの旅日記はこれでおしまいです。お読みいただき、ありがとうございました!
〈表記対照表〉 ア=アルバニア語、セ=セルビア語、マ=マケドニア語
ボタンプリシュティナ:ア〕Prishtinë, Prishtina  セ〕Приштина, Priština
ボタンスコピエ:マ〕Скопје ア〕Shkup, Shkupi
 ◊ 最後にコソボ周辺の地図を貼っておきます。
(2014.7.21 記)
地図
コソボ周辺移動図(Googleマップを加工)